「情熱プログラマー」を読んだ
情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方 | Chad Fowler, でびあんぐる |本 | 通販 | Amazon
- タイトル:情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方
- 著者:Chad Fowler
- 監修:でびあんぐる
著者について
Chad FowlerさんはプロのJAZZミュージシャンであり、ソフトウェア開発者であるというめずらしい経歴をお持ちの方です。 下記はインタビュー記事がありました。 magazine.rubyist.net
ざっくりとした感想
本の構成としては、各項目ごとに2~3ページに分かれていて読みやすかったです。
また、「今すぐ始めよう!」という項目があり、読者が初めに行うべき実践的な内容が書かれているのがよかったです。
定期的に読み返したくなるような、熱いメッセージがある本でした。
印象に残った内容
4. 一番の下手くそでいよう
一流のプレイヤーが集まる環境に身を置けば、自分が変化していきだんだんとなじむことができる。方法としては、OSSの参加などがある。
8. スペシャリストになろう
何かのスペシャリストであるということを、単にほかのことを知らないという意味で使わないこと。
自分も最初の案件に配属されるときに「Javaプログラマーです」と名乗ったことを思い出します。単に他を知らなかっただけですね。
今後はテクノロジについてコツコツ学んでいき、スペシャリストに近づいていきます。
9. 自分の人生を他人任せにするな
特定の会社によって作られた特定のテクノロジ上にキャリアを築こうとしないこと。
通常、実装の詳細は秘密になっているので、学んでいったときに必ず壁に行きついてしまう。
どうしても何かの1つのテクノロジに注力したいのであれば、オープンソースを選ぶ。
私はAWSを業務で使用しているのですが、書かれていることについてとても共感しました。最終的には問い合わせるしかない・・・ということがとても多いです。
ベンダや製品などにとらわれない、広い意味での技術力が大切なのだと思いました。
15. 一に練習、二に練習
実務で練習するという考えは捨てる。
自分の時間を投資して練習し、実務でアウトプットする。
自分になにが必要かを見極め、自分の力を伸ばすような練習をする。
仕事の取り組み方について
11. 魚の釣り方を学ぶ
自分の仕事の中で完全に理解していないことについて、深く掘り下げて考える。難しくても考えることそのものが大事。
これ以上掘り下げできないところまで進める。そうすれば十分理解できたと言える。
12. ビジネスの仕組みを学ぶ
利益を上げるか費用を削減することでビジネスに貢献するのが自分たちの役割である。
しかし、エンジニアはビジネスのことを理解しようとしない人が多い。
まずは、ビジネスの基本に関する書籍を1冊読むことから始めるといい。
23. 今の職務を全力で
目の前の一つ一つの仕事に注力する。そうすれば、日々の小さな成功を感じることができ、ビジネスの重要な問題に関わっている実感が得られる。
大きな夢ばかりを追いかけず、自分の仕事に価値を照らしてくれる小さな幸せを感じよう。
28. 8時間燃焼
どう頑張っても8時間以上働くのは無理なくらい容赦なく働くべき。
仕事には8時間しか使えない、「やって、やって、やるしかない」という気持ちで仕事に取り組む。
このような考えで仕事に望めたことは今までなかったです。生産性が上がるので全てにおいてプラスになりそうです(ただしめちゃめちゃ疲れそう)。